日韓ビジネスでは中間に立つ通訳者がいかに双方をうまくまとめ、満足できるように調整できるかにかかっていると、いつも考えています。お隣同士の国ですが、文化、言語、商習慣の違う両者がどうすればスムーズにビジネスを進めていけるかを考えながら、日々通訳に取り組んでいます。是非、一度ご相談下さい。一緒に素晴らしいビジネスを作っていきましょう。
韓国ビジネスマナー
韓国は儒教的思想が根強く、日本以上に目上の人に対して敬意を払う社会です。特に年配者には特別に敬意を示しますので、相手の役職だけでなく、年齢も考慮して対応しましょう。
- あいさつは、役職・年齢が下の人から先に行い、軽く頭を下げます。そのあと、握手をするのが一般的ですが、握手は逆に、目上の人から手を差し出します。
(役職・年齢が下の人から手を差し出しては失礼にあたる。) 握手は右手で行い、左手は右手の肘に軽く添えます。なお、女性へは握手をせずに済ますことも多いです。
- 名詞や書類など物の受け渡しは両手で丁寧に行います。
- 席を案内されても、目上の人より先に着席しないこと。
- 人前で鼻をかむことは、失礼にあたります。食事中に鼻をかむのも大変失礼なので、席を立つか、横を向いて静かにかみます。
- 目上の人を呼ぶ際に、肩や背中をトントン叩いたり、手招きをするのは失礼にあたります。
- 目上の人の前では、足を組んで座らないこと。
- 韓国では地位の高い人とのアイコンタクトを避ける傾向にあり、目をずっと合わせて話をすることが失礼にあたります。同様に、男性も女性に対してアイコンタクトを避ける傾向があります。
- 車に乗るときは助手席の後ろが上席になります。目上の人にはドアを開けて乗車を勧めます。
- 酒席では、まず目上の人にお酒を勧めます。お酌は右手で酒瓶を持ち、左手は右手下に添えます。目上の人がお酒をついでくれるときは、両手で受け、頭を横に向けて飲みます。
また、お酒を注ぐときは、グラスが空いてから注ぐようにします。日本とは違い、女性は基本的にはお酌をすることはありません。
- 食事の際には、目上の人より先に箸をつけないこと。料理の受け渡しは両手で行います。日本と違って、器は手に持たず、テーブルに置いたまま食事をします。ご飯とスープはスプーンを使います。