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代表者ご挨拶

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日韓ビジネスでは中間に立つ通訳者がいかに双方をうまくまとめ、満足できるように調整できるかにかかっていると、いつも考えています。お隣同士の国ですが、文化、言語、商習慣の違う両者がどうすればスムーズにビジネスを進めていけるかを考えながら、日々通訳に取り組んでいます。是非、一度ご相談下さい。一緒に素晴らしいビジネスを作っていきましょう。

船井総研の牧野氏のメルマガで紹介されました

知っておきたい韓国の文化

韓国は日本から一番気軽に行ける海外であり、街並みや道ゆく人の顔もどことなく似ていて、親近感を感じることも多いと思います。
しかしその反面で、文化や習慣の違いに驚くこともたくさんあるのではないでしょうか? ここでは特に知っておきたい韓国の文化をご紹介します。

儒教文化

韓国には儒教の教えが根付いているため、年配者を敬い、家族や血縁を大切にする文化があります。
地下鉄やバス車内では、年配者が乗ってきた瞬間に若い人たちが席を譲り、たとえ優先席が空いていても、若い人たちは立ったままという光景がよく見られます。
家族の結びつきは強く、家族同士でよく助け合い、子供は親を敬います。子供が親と話をするときはもちろん、他人に親の話をするときも尊敬語を使うことが礼儀正しいとされ、たとえば「父は今、食事をしていらっしゃいます」などと言います。日本では「父は今食事をしております」と謙譲語を使いますよね。親の死に目に会えない、あるいは親よりも先に死ぬことは最大の不徳とされ、反対に親孝行な子供は賛辞の対象になります。

チェサ(祭祀)

チェサとは、先祖の霊を供養する行事で、日本でいう法事にあたるものです。
このチェサも、血縁を大切にするといった儒教思想により根付いたもので、故人の命日に親族一同が本家に集まって行います。チェサは通常、家系の長である長男が行い、料理などの準備は長男のお嫁さんが中心となって準備します。料理は魚や肉、餅、スープなど何種類も準備しますが、欠かせないお供え物としてはナツメ、栗、柿があげられます。祭壇にこれらの料理をお供えし、子孫たちはその前で拝礼し、ひととおり終わると、お供え物をみんなで食べあいます。

なお、後でご紹介する韓国の2大名節、ソルラル(旧正月)・チュソク(秋夕)でも、チェサを行いますが、このとき行うチェサはチャレ(茶礼)と呼ばれています。

韓国の2大名節

韓国にもいろいろな名節(年中行事)ありますが、連休にもなる2大名節がソルラル(旧正月)とチュソク(秋夕)です。
中国などと同じく、韓国でも陰暦で名節を迎えるため、その日程は毎年変わります。この2大名節の際は当日とその前後を含む3日間が連休となり、この期間中は帰省する人たちで交通機関はとても混雑します。

トルジャンチ

韓国では、子供の1歳の誕生日を盛大にお祝いしますが、このお祝いをトルジャンチといいます。昔は子供の死亡率が高く、1歳まで生きるのが難しかったため、初めての誕生日を盛大にお祝いしていました。その慣習が今も続いていて、現在は親戚や友人、知人をたくさん招待し、ホテルやレストランを貸し切って行います。トルジャンチの定番の贈り物として、その子がお金に苦労しないようにと、金の指輪やブレスレットをプレゼントしますが、実際は現金やおもちゃを渡す人が多いです。料理はビュッフェ形式で振るまわれ、プレゼント抽選会などのイベントもいろいろ行われます。中でもハイライトといえるのがトルチャビで、子供の前にお金や鉛筆、糸、聴診器、マイク、サッカーボールなどを置き、何をつかむかによって、その子の未来を占います。たとえば、「お金」をつかめばお金持ちに、「鉛筆」つかめば学者に、「糸」をつかめば長生きするといわれます。

血縁社会

韓国人の社会は父系の血縁を重視し、同姓で本貫(祖先の発祥の地)も同じ場合に、同じ血縁一族であるとみなします。たとえば金氏の場合、金海 金氏、慶州 金氏など、約280もの血縁に分かれています。
昨日まで知らない人同士であっても、同じ血縁一族と分かるや否や兄弟のような関係が成立したり、社会のさまざまな組織の中で、同族関係が優位に働くケースが多くみられます。当然、親族同士の結束も強く、いとこ同士の仲は日本の兄弟と変わらないぐらい親密です。このように、同族は血のつながった一族とみなすため、1997年までは同姓同本の男女は結婚できないという法律もありました。(現在も、同姓同本で8親等内の男女の結婚は認められていません。)また、結婚しても夫婦それぞれの姓は変わらず、生まれてきた子供は基本的に父親の姓を名乗ります。

大企業の世襲

韓国経済においては財閥の存在がとても大きく、創業者一族によって代々の経営を行う、世襲制をとっている大企業が多数存在します。例えば、韓国財閥トップのサムスングループでは、創業者であるイ・ビョンチョル初代会長の三男、イ・ゴニ氏が2代目会長に就任し、イ・ゴニ氏の長男、イ・ジェヨン氏がサムスン電子社長兼COOに就任しており、将来的にはグループを世襲する位置についています。また、ナンバー2の現代自動車グループでも、チョン・モング会長(父親は現代グループ創業者のチョン・ジュヨン名誉会長)の長男、チョン・ウィソン氏が代表取締役副会長に就任。ナンバー3のLGグループでも、創業者のグ・インフェ氏の二世、三世が企業経営を受け継いでいて、韓国経済では大企業における世襲が大きな特徴となっています。